危険な手作業。

この夏、実家で収穫した、大きくて立派な唐辛子。
網カゴに入れて、ベランダで乾燥させておいた。
きちんと乾燥したようだったので、ヘタ・種取り+輪切り作業をする事にした。

ヘタと種は、来年の農作業用防虫材（唐辛子焼酎スプレー）に活用される。
実の部分は、食用に使用し易い様に、キッチンハサミで輪切り。
良い乾燥具合で、パキパキ、パラパラと、分解し易い。
ラジオを聴きながら、ひとり楽しく作業。

…が。
だんだん、何だか、鼻が、ジワンジワン～と痛痒くなってきた。
「あれ？指で鼻、触ってないのになぁ…」なんて思いながら、
もう少しだけ…と思い、作業続行。

でも、とうとうジンジンジンと痛くなって、作業中止。
「そうか、空中に辛味成分が飛んでるのか…」と思いながら、
水道水でパシャパシャと鼻を洗う。

それが、大失敗だった。
だって、指に辛味成分がタップリ染み込んでいるんだから…。

『ふぎゃぁぁ～!!!!!?』と、気が付いた時は遅く、もう痛くって痛くって堪らない。
ひとりパニック状態。

手と指と爪の間を何度も洗い、その後、泡立てた石鹸で、鼻を優しく洗う。
『もしかして、毛穴に辛味成分が染み込んでるからか?!』と思い、
メイククレンジング用フォームでも洗ってみる。
でも、痛みは退かない。

『辛い物食べた時はヨーグルトが効くって、あったよね!?』と思い、
ヨーグルトパックを試みる。
これが案外効いていた気がする。
ヨーグルトがひんやりジェル状で、覆ってくれたからだろう。
『美容にも良いから、一石二鳥ね♪』と、アホな考えをする余裕。

冷凍庫にあった保冷剤を当てる。
保冷剤は未だカチンコチンなので、ヨーグルトほど顔を覆えないが、
これなら住人達に見つかっても怪しくないだろう。

…
程なくして、強烈な痛みは何とか退いたが、暫くこの作業はしたくないなぁ（笑）。
どうやったら、長時間作業が出来るかなぁ。
やはりマスク必須？

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