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【 yama_me 】
Artist. Painter.
Amateur Musician :Andes25F.
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絵描き。何か作っている人。
時々音楽。鍵盤吹奏笛アンデス25Fを演奏。
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皆様、今日もご安全に。
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『第8回サッポロ未来展:Laboratory』鑑賞。 […展示鑑賞]

■第8回サッポロ未来展:Laboratory
http://tokeidai-gallery.jpn.org/gallery/0316a.html

[札幌時計台ギャラリー]にて鑑賞。とりあえず自分メモ。


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宮下倹氏/『帰宅』
  帰宅直後の暗く、冷え切った部屋。
  小さなポータブルストーブの前に縮こまって、しゃがみ、火に手をかざす人の背中。
  側には、スーパーの買物袋。
宮下倹氏/『熱帯魚はディスプレイの中に』。
  暗い室内、ぼんやりと光るパソコン画面。
  画面上では色鮮やかな熱帯魚が泳ぐ。
  それを、力なく、体育座りで眺める人。

どちらの作品も、すぐ側にある日常的でリアルな孤独を感じる。
特に、手。
-どうしようもない位に冷たくて、悴んだ手。
  独りだから、勿論、部屋は冷たい。誰も温めてくれない。
  手も体も冷えたから、ストーブで温める、当たり前。
-膝を抱える手。
  誰にも繋がらない、自分をいだく手。
  手を伸ばすのさえ億劫。
  もう、色々…面倒臭いから。
孤独だけど、絶望や悲愴感はあまり感じられない。
ただ、倦怠感や何とも言えない不安と、少し、生きる為の力。


吉田浩気氏/『墓』
  四角く長い、コバルト色の箱。
  そこから、白い綿毛の様な、光の様なものがふわりと飛んでいる。
  墓なのだけど、遠くて広くて大きな所への入口みたい。
  立て掛けて展示されているから、立体的にも見え、
  本当に願えば、溶けて、消えて、そこに行ける様な錯覚。


藤田有紀氏/『splash!!』。
  鮮やかで綺麗、勢いがある。
  だけど、どこか粘着質でグロテスク。
  だから、余計に生命を感じる。


明円光氏/『KENDO』
  剣道する人の、その手に長ネギwww
  黒い胴着に、長ネギの青さが映える。
  すんごいポップで、すっきりする。


河崎辰成氏/『crowd』
  魚群の群れが、トルソに。
  きっと社会も、この魚みたいな[私][僕]達が集まって、出来ているんだな。
  

佐藤正和重孝氏/『寄り添うフローレス島のノコギリクワガタ』
  地面から湧き出てきた様な、這いずり出て来た様な、生まれてきた様なクワガタの彫刻。
  リアルに表現された形、地球から生まれた石。
  力強さ、生命力。 
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