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【 yama_me 】
Artist. Painter.
Amateur Musician :Andes25F.
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絵描き。何か作っている人。
時々音楽。鍵盤吹奏笛アンデス25Fを演奏。
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20210628-0629の夢:事故物件を売る女 […夢の覚書]

私は古い建築物を売買、或いは賃貸する仕事をしている。
実はこの仕事の前には、探偵業やお祓い業などもしていた。それは人の年数でいえばかなり昔の話になるのだけれど、私にしてみればほんの数年前の話。
私は普通の人より長生き、というか、歳を取らず、なかなか死なない。だから、普通の人に悟られる前に、住居や職を転々と移動して生きている。勿論、友人はいない。馴れ合いの友はいるけれど。

午前中、古民家で田舎暮らしをしたいと言う若い夫婦が来店。社長に渡された地図を見ながら、建築図面を携えて、夫婦と共に物件へ向かう。昭和初期くらいからの物件らしい。
何となく嫌な予感がした。

その場所は以前はそれなりに栄えて人も多くいた町だったが、今では少しの住人が住む村になっている。目指す古民家は少し山奥にあった。

その物件を見た時に「ああ、コレはやばい」と目が回った。
この物件は訳あり事故物件。以前、私が霊障原因を探り、一応解決させた家だ。
渡された建築図面を確認する。あるべき[隠し部屋]が記載されていなかった。

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その昔、この家を何度も借りようとした人達がいたけれど「女の子の霊が出る、泣き声がする」という噂が後を立たず、借主不在になっていた。
大家からの依頼で調査。床の間の横に小さな扉を見つけて開けてみると、そこには小さな隠し部屋があり、横たわった状態の子供の白骨死体があった。
以前住んでいた夫婦が離婚し、妻が去った後に男だけで住んでいた。という話だっただけれど。

仕方がないので、子供の霊と会話。
女の子は妻の連れ子で、母に捨てられ、そのまま男の元で生活させられていたらしい。様々な世話をさせられていたけれど、外の者には知られる事なく、夜は小さな隠し部屋に閉じ込められて過ごしていたと。その後、女の子はそのまま病死。男は誰にも何も言わず去っていった、との事。

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夫婦は程良い大きさと、古い割にあまり傷んでいない家に興味を持ち、少し気に入った様子も見せた。
一応あの時に成仏してもらったけれど…やっぱり伝えないのは良くない、か。いやでも、この物件を買ってもらわないことには、給料にも響くだろうし。
家の紹介をしながら悶々と考え、結局伝えようと決めた。

「あ…っと…でも、この物件、おすすめできません…」
困惑顔の夫婦。
「ん、とですね…あ、他にも良い物件ありますよ、きっと。
何ならこの家を壊して、立て直しましょうか?
…うん、その方が良い!きっと良い!」
何とか誤魔化して諦めてもらおうとするも、余計に困惑する夫婦。
「あ、のですね…この家、女の子、未だ住んでるかもしれません」

20210628.jpg----------
…と、ここで目が覚めた。
夢の中に幾つもの街や国があるけれど、今回の家も以前夢の中に出てきた家だった。時間を超えて古くなってから出てくるのは珍しい方かな。

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