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【 yama_me 】
Artist. Painter.
Amateur Musician :Andes25F.
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絵描き。何か作っている人。
時々音楽。鍵盤吹奏笛アンデス25Fを演奏。
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皆様、今日もご安全に。
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20090927の夢_No1_汽車の中を走る […夢の覚書]

古い木製の列車。がたがたと揺れている、動いている。
満員。皆が隙間なく立って乗車している。
午後の陽射しが差し込んで、車内に強めのコントラストを作る。外は広い草原と田園風景。時折川と林が見える。
(※ イギリス?ドイツ?フランス?ヨーロッパだ。)

私はセピア色、珈琲色のシンプルなドレスを着ている。申し訳ない程度のコサージュが乗っている、縁の広い、セピア色の帽子。でもこれが私の一張羅なのだ。
左手の四角い皮製鞄には画材がぎっしり。右手の鞄にも画材と、旅行の為の小物がぎっしり。肩と腕が軋む位、ずっしりと重たい。

人を掻き分けて、先頭車両を目指す。
なかなか進めない焦燥感。心だけが先にある。鞄の中身がカタカタ鳴る。

「会わなくてはいけない」。
幾つものドアを開けて先頭を目指す。
「先頭の方の車両にはあの人がいる。今会わなくては、もう逢えなくなる。また、会えなくなる」
「私はまたしても、おいていかれるのだ」

鞄が重たい。腕が重たくて痛い。スカートを右手で少し持ち上げているものの、鞄が邪魔で走り難い。
ヒールが高めの編み上げブーツが走り難い。外出用の靴で、いつもの靴じゃないから思うように走れない。帽子が邪魔だ。
後悔。

息が切れる。喉が痛い、血の味。額に汗が滲み、時々流れる。
人が沢山乗っていて、前に進み難い。
すみませんと何度も言いながら、ただただ前へ前へ、先頭車両を目指して進む。
「会わなくては。もう次の駅を降りてしまったら、また、もう2度と逢えなくなるかもしれない」
不安を抱えながら走る。

タグ: 汽車
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