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【 yama_me 】
Artist. Painter.
Amateur Musician :Andes25F.
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絵描き。何か作っている人。
時々音楽。鍵盤吹奏笛アンデス25Fを演奏。
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皆様、今日もご安全に。
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オオルリの死 [▼雑記]

帰路、白いタイル塀の上に美しい瑠璃色のものを見つけた。
オオルリの死骸だった。
ラピスラズリの絹で出来たような美しい鳥だった。
春を告げに北国まで来て車に跳ねられたのか。
それを見た誰かが不憫に思い、他の車に潰されないようにと塀の上に載せたのだろう。
でもこのままでは土に戻る事も出来ない。


公園まで運んで埋めてあげたかったのだけど、遠い。
なので、近くの草むらの陰、見えない所にオオルリの死骸を移す。
体は土に還る事が出来るはず。
他の動物に見つかって食べられてもそれが摂理。
ちゃんと空に飛んでいってね、と声を掛ける。
生きてる姿を見たかった。
声を聴きたかったな。

カフェで着飾った女性達が大声で話していた。
内容はお金や名誉や、彼女達には煌びやかだったのかもしれないけど、私にはそうは思えなかった。
命は還る。
其れ等は持っていけない。
豊かさや恵みは此処其処にあるものなんだと思う。
オオルリは美しかった。
ちゃんと還る。
それが美しいと思う。

私もいつか還る。
それがいつなのかはわからないけど。
時々思う「還りたい、戻りたい」という気持ちと「未だ還りたくない」という気持ち。
よく解らないけど切なくなるのは何でだろう、と。
大切な何かを忘れてるような感覚を、そのオオルリを見てふと思い出した次第。
さて、なんだろ(笑)


タグ:オオルリ
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