先日、天使に逢った。

先日、天使に逢った。
と、書くと可笑しな人に思われるかもしれないけど(笑)、探していた事柄の答えを、初めて遇った80歳過ぎのお婆様から突然頂いてしまいました。
正に天の使いだったんだと思う…。

とっても長いお話ですし、だらだらしてますし、私には文才ないので、読むのは疲れてしまうかも(笑)。
なので、読まれなくても全然構いません。

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土曜日。
親友と一緒に、とあるお店にご飯を食べに行きました。
大好きなお店なので、親友にご紹介したかったのです。

そこで、ずっと合わずにいたCさんと偶然、遭ってしまいました。
目眩がしました。
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Cさんには「つかえない」等と悪口言われたり、無理させられたり、共通の友人の悪口を聞かされたり…まぁ…本当に…色々と(笑)…ありました。
表面は人当たり良いのだけど、私が身近だったという事もあり、色々言われたし聴かされました。
自分の悪口は「仕方がないのか」と思える(ようにする事が出来る)けど、友人の悪口は嫌でした。
でも、それを誰かに伝えれば、彼女を好きな方々を傷つけてしまう事になります。
だから、自分の中で収めておけば良いんだ、と思ってました。
時々、私が心を許した人、悪口に関係ない人、彼女の事をあまり知らない人達等に少し話して、少しずつガス抜きをしていました。

(因みに、Cさんは悪い人ではないです。
悪い人はいないと思ってます。
あるのだとしたら、悪い組み合わせじゃないかなぁって思うのです。
私とCさんは悪い組み合わせなんだと思います。)

でも、やっぱり人の悪口を聴くのが辛くて、吐き気を催したりするようになったので、私は部屋に引き籠ったり、顔を合わせないようにしたり…彼女を避けました。
ただ、震災後にどうしても許せない発言もあり…。
もう本当にどうしようもない程、許せなくなってしまいました。
彼女を見ると具合が悪くなるようになってしまいました。
「許せない」って感情が毒になって、自分自身に廻ってしまったのではないかって思います。

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その存在をすっかり忘れていた、そんなCさんと遭ってしまいました。

親友に心配掛けまいと強がりましたが、やっぱり苦しかった。
吐き気も目眩も胃痛もしてきました。

それでも、私はとてもツイていたし、幸せなんだと思います。
だって、親友が一緒だったお陰で、時折沈みそうになりながらも気分転換が出来ましたから。
「気に病んではだめだよ。楽しい事を考えよう♪」と慰めてくれた親友に、心から感謝します。

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日曜日。

あれこれ気分転換をはかり、忘れようと努めました。
けど、独りになると思い出して辛くなるので、カフェに出掛けました。
ひっそりと落ち着いて珈琲でも飲めば、少しは元気になるかなって思って。
そしたら、いつも大変お世話になってるYさんに偶然逢いました。

それから、美味しい珈琲を飲みながら、色々お話を聴かせて頂いたり、行ってみたかったお店に一緒に行ったりして。
お陰様で元気を取り戻す事が出来ました。
本当にありがとうございました！

痛みは消えました。

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ただ、本当に消えたのか…と言うと、多分そうではないのだと思います。
色々な折には遭わなくてはいけない人なので、また遭えば苦しくなるはず。
私は不器用なので、残念ながら、作り笑顔が苦手です。

そんな折、友人Tさんの日記を読みました。
上から目線の人にあれこれ言われて色々苦しんでいるのに、最後には素敵な言葉達で飾られていました。

「充実したこの日々にただただ感謝するばかりです」等々。

私には大切で大好きで素敵な人達がいて、幸せにしてくれる人達がいます。
いつもお世話になっている人達がいます。
恨んでいる暇はないんじゃないかって、改めて気が付きました。
ありがとうございます。

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それから、我が身を反省しました。
私だって人の悪口を言っているではないか、と。
その言葉がきっと私に返ってきているんだ、と。
「人の振り見て、我がふり直せ」と祖母から教わった。
結局は彼女を「許せない」自分がいるからなんじゃないか、と。

人を変える事は出来ないけれど、自分を変えていく事は出来る。
だから、少しずつでも、先ずは自分から変わらなくてはいけないな、と。

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月曜日。

どうしたら、自分の中の「許せない」って感情を解放出来るだろう。
どうしたら、人を憎まずに過ごす事が出来るんだろう。
直ぐに変えられなくても、自分自身、気を付けるようにしよう。
気を付けるだけでも、変えていく事は出来るから、思考を変えていこう。
それとも、マインドブロックバスターさんに相談しようかしら…。

そんな事をずっと考えながら出勤。
会社に行く前、いつもの公園に、いつものように立ち寄り、いつものベンチに座って空や樹などを見ていました。

と、大好きな友人からメールが届きました。
とても嬉しいお知らせだったので、出勤時間が迫る中、急いで感謝の気持ちを返信しました。

気が付くと、ベンチの横にお婆様が立ってました。
遠くから杖を付いて歩いている音は聴こえていたのですが、まさか私のところに来るとは思っていなかったので少し吃驚。
小柄で、灰色の織の綺麗な着物をきちんと着て、髪も綺麗に結われていて、上品な方でした。
数年間、この公園で大凡の朝も昼も過ごしているけど、初めてお遇いした方でした。

『もしかしたら、朝、このベンチはお婆様の特等席なのかな』
そう思って「おはようございます。すみません。お邪魔してます」と御挨拶。
「おはよう。今、何をしているの？」と訊かれたので、「とてもお世話になっている70歳過ぎの友人に手紙を送っていました」とお答えしました。
「そうなの、とても素敵ね。お邪魔してごめんなさいね」
「大丈夫です。もう送りましたので」
「実はね、私は84歳なのだけど…」
「え!!見えないですっ！(姿勢がしゃんとしてるし、全然見えない！)」
「ボケ防止にこういうの作ってるの。もし宜しかったら、貰って下さらない？」と言って、折紙で作った鯉のぼりとお雛様のカードを下さいました。
とても可愛らしくて嬉しかったし、もっとお話したかったのだけど、もう始業時間10分前、かなりギリギリ(笑)。
「有難うございます！…すみません！実はもう会社に行かなくてはいけません。今度お会い出来たら、お話訊かせて下さい」とお礼を伝えて、立ち去ろうとしました。

すると、お婆様が突然、

「あのね…
人の悪口は聞き流しておくと良いの。
『はいはい』って言って聞き流すの。
そうするとね…そのうち、わかる時が来るから」

って、お言葉を下さいました。

勿論、お婆様には、私が苦しんでる事や悩んでいる事は全く話していません！
ものの３分もない時間でしかお話出来ませんでしたし、初めてお逢いしたのですし。
本当に驚きました。
見透かされていたかのようでした。

時間が時間なので、何度もお礼を言い、再会を願いつつ、急いで会社へ。
でも、頂いた言葉が何度も思い出されて、感謝で胸がいっぱいになってしまい、トイレでこっそり泣きました。

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それから「頑張って忘れよう。頑張って許せるようになろう」って考えで頭いっぱいで、力が入ったままになっていた自分にも気が付きました。
頑張って力を入れっぱなしにしていたら、柔らかさを無くしてしまう。
考えも固く偏ってしまうから、しなやかにならなきゃなぁと。

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えっと。
私は、神様や天使は人や万物の中にいるんじゃないかな、と思ってます。
意識しなくても、意図しなくても、その人のふとした言動が人を救う事があります。
或いは、他の人に投げたはずの言葉が、実は自分の中で共鳴して、自分自身の答えになる事もあります。
偶然を装いながら、思いもよらぬ形で、そのタイミングで、人を救い、人に救われたりするんだなぁって。
勿論、動物や植物、星や空とか、本の言葉やポスターの端っこ、流れてきた音楽、見掛けた絵や写真…もの言わぬ物にも存在していると思ってます。
ふと擦れ違った人達の会話の中にある事も。

そのお婆様も、たまたま偶然、口から出てきた言葉だったのかもしれない。
天の御使いだったのかなぁ〜って思います。
こういう事はよくあるけど、今回は本当にびっくりしました。

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実はもう一つ、お婆様から「貴方も80歳まで生きるのよ」って言葉も頂きました。
「80歳まで生きなさい」と「80歳まで生きますよ」の二通りに取れました。

今の歳の約２倍。
う〜ん…そう考えると、改めてすごいって思います。
あまり考えた事はなかったけど、どのように生きていこうかなぁ♪

長々と拙い文ですが、ここまで読んで下さった方々に感謝します。

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