『コトノハモス （kotonohamoss）』

10/9(月)から開催中の『おたるBookArtWeek2023』に参加、[洋食台処なまらや]さんに10/28(土)まで展示していただいております。
https://yama-me-mo.blog.ss-blog.jp/2023-09-07

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作品名：コトノハモス （kotonohamoss）

作品説明：
主に本があるところ、本好きの中に生息する。
『おたるBookArtWeek』の時期になると、本から生まれた作品達が小樽市に集う。特に[洋食台処なまらや]は、想像を掻き立てる少々怪しげな作品が集うなど、繁殖易い環境が整っているため増殖・巨大化した。
恐らく会期終了と共に消滅するものと思われる。

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制作メモ：
『おたるBookArtWeek』に参加させていただいて思っていたのは「この時期の[なまらや]さんは、各作品に占領されて、怪しくて楽しい魔境みたいだなぁ」と。
なので今回の作品は、本を読んで、頭や心の中に拡がっていく想像や妄想を、苔、菌、植物のようにイメージ。
特に[なまらや]さんに於いては、各作品から発せられる情景や雰囲気、妖気みたいな(笑)のを養分にして、想像の相乗効果で更に繁殖、巨大化すると思って。

初期に幾つか案があった中で、展示を[なまらや]さんに一任することもあり、展示作業し易い形のものを選択、制作。

最初は古書の匂いの再現もしたくて、消費期限が切れた漢方薬を染めに使っていたけれど、さすがに匂いが強過ぎたので珈琲に変更。（数枚だけ漢方薬染めのを使用している。）
時間が頁を侵食するようなイメージで染めた。
生命感を出すために、地味ながらも金色を塗し、光が当たるとほんのり煌めくようにした。

カップ状のは花や杯状体など、中の粒は花粉や無性芽など。
ポツポツ散らばっているのは芽や蕾や水滴や虫など。
鑑賞する人がどういう風に観るか、感じてもらえるか、自由な発想にお任せ。

タイトルの『コトノハモス』は、コトノハ（言の葉）＋モス（苔）。
なんとなく、古代ギリシアの怪物や神、或いは恐竜、太古から生き残ってる植物の名前っぽさもある為。

できるなら、お店全部を覆ってみたかった(笑)

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