ただ「赦せ」と言うなかれ。

◆いじめ告発で、韓国の人気双子バレーボール選手が代表を無期限除外
（ハフポスト日本版編集部　2021年03月02日）
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_603ddde9c5b617a7e410545c?ncid=tweetlnkjphpmg00000001
双子姉妹のイ・ジェヨン選手、イ・ダヨン選手。学生時代のいじめが次々と発覚し、懲戒処分を受けた。
大韓民国バレーボール協会関係者の発言として、2人は韓国代表の選手選抜対象から無期限に除外されると報じている。
「気分がよくない日があると、なんの理由もなしにひどい悪口を言う」
「被害者の親に対する悪口も言った」
「多くの時間が過ぎ去ったが、いまだに加害者によるトラウマを持って生きている」
「面白いと思ってもやられた方は死にたい思いだ」
「本人の過去の行動については、全て忘れたようだ」
「いたずらの度を超えていた。気分通りに行動していた」
「いじめを受けて毎日毎日死にたかった」
「いい人のふりしているあの人たちを見ると、この世の中は平等ではないと思う」

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韓国では、いじめに対してもきちんと処分をするんだな。
日本ではほぼ放置されている上に、いじめにより傷付いた側を「未だ根に持っているのか」「うざい」と責める傾向や、差別することさえある。

傷付けた人や周囲の人が「謝っているのだから赦せ」と、傷付いた人に赦しを強要したり責めたりする。
恨みながら生きるのは苦しいからと何度も赦そうと試みるけれど、その度に傷が痛む。
有料のカウンセリングを受けたこともあるけれど、いつもは笑って過ごしているけれど、その人の顔を見たり名前を聞くと胸が痛み、息が止まる。
思い出したくないのにふと思い出して身体が震える。
時々夢に現れて、泣き叫びながら起きることもある。
藻掻くのはこんなに苦しいのに、その苦しみも判らずに、ただ「赦せ」と言う理解の無さと理不尽さが余計に傷付ける。

そして、いじめた側も傍観者もその事実を忘れて、良い人のふりをして生きている。

忘れたくても忘れられないんだよ。
それでも笑って生きていたい。生きていかなきゃな。
私に笑いかけてくれる方々のためにも、私のためにも。
だから残された日々を大切に生きていく。

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