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【 yama_me 】
Artist. Painter.
Amateur Musician :Andes25F.
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絵描き。何か作っている人。
時々音楽。鍵盤吹奏笛アンデス25Fを演奏。
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皆様、今日もご安全に。
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20180828-0829の夢:あんたは間違っている […夢の覚書]

部屋でひとり、原稿を描いている。明後日が締切。明日には仕上げて提出したい。
日中は働き、帰宅後に描いているので、この時間は貴重。黙々と描き続ける。

ふと、ドアを乱暴に叩く音。私が開ける前に、音の主が勢いよく開ける。
嗚呼、また彼女だ。
彼女の足元には50*30くらいの段ボールがひとつ置かれていた。
「私、これから三味線と踊りのお稽古行くから、これ片付けておいて」と、今回もいつも通りの上から目線口調。

またか…と思いながらも、いつもは呆れてばかりで言葉に出来なかったが、今回ばかりは少し言わせてもらう。
「私は今締切に追われているからそれは引き受けられないし、だいたいそれは貴女自身がやるべきことなんじゃない?私は迷惑だよ。」
するとまたいつもの「いいじゃん、従姉なんだから」。
溜息ひとつ。
「そういう問題じゃない。この後の予定を知っていたなら、自分で時間調整が出来たでしょ?」
そう伝えると、また彼女お得意の返答。
「訳わかんない。ホント使えないなぁ!死ねばいいのに!」
そう言うと、段ボールを残して怒りながら去って行った。
勿論、私はそれを無視した。私は彼女の奴隷ではないし、八つ当たりの対象になりたくないし、以前からそうでは無いと気付くべきだったと後悔しているから。

少しでも自分の感情を言葉に出来たことが嬉しかった。

部屋に戻る。
小さな窓から光が見える。この部屋は暗いし狭い。けど、自由だ。誰も私を見下さないし、侮辱しない。
身体や心が痛くて悲鳴を上げた時にさえ私を罵った人達もいない。
『私は自由だ』。
それがとても嬉しかった。嬉しくなったので、ちょっと歌をくちずさんだ。


と、後頭部に強い衝撃。誰かに殴られた。振り向くと、母が鬼の形相で立っていた。
「うるさい!」
また殴ろうとする。慌てて身構えながら、反論する。
「うるさかったのなら謝るけれど、何故此処に勝手に入ってきたの?どうして直ぐに殴るの?先ずは声を掛けるのが普通じゃないの?」
母は聞く耳を持たない。
「うるさい!出ていけ!」
…って言ったって、この部屋は私の部屋なのだ。
「暴力の前に、会話で解決しようとは思わないの?」
「うるさい!黙れ!」

流石に私も切れた。何度か大声出そうと思うが、なかなか思うように声が出せない。
やっと振り絞って声が出た。

「あんたは間違ってる!」

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…と、自分の声で目が覚めた。目の先には、きょとんとした表情の家人の顔。
少し時間を置いて、状況が読めてきた。途端に恥ずかしくなって、お互い大笑い。

昔体験したことが夢に出てきて、こうして少しでも抵抗できたことが嬉しかった。あの頃は何もできなかったから。

家人といるこの時間が本当に有難く思えて涙が溢れて、また笑った。

タグ: いじめ

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