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【 yama_me 】
Artist. Painter.
Amateur Musician :Andes25F.
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絵描き。何か作っている人。
時々音楽。鍵盤吹奏笛アンデス25Fを演奏。
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皆様、今日もご安全に。
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『音楽は海を越えて~イランより』コンサートを鑑賞。 […音楽舞台鑑賞]

33044190_1732883643466482_7434299561415278592_n.jpg5/18(土)に札幌で開催された『音楽は海を越えて~イランより~』を鑑賞。
出演は、イラン伝統音楽の巨匠[Shooresh Ranaei(シューレシュ・ラァナーイー)]さん。
そして、モンゴルの馬頭琴奏者の[嵯峨治彦]さん、日本の津軽三味線奏者[新田昌弘]さん。ダフ奏者で通訳担当の[Ayumi]さん。
https://www.facebook.com/events/431925707253016/


始めに、[嵯峨治彦]さんの馬頭琴、喉歌、ドシプルール。
嵯峨さんの歌と演奏は何度か聴かせて頂いているけれども、いつ聴いても新鮮。
乾いた風、土や草の香り、動物の鳴き声、広大な大地。
柔らかな人柄と、穏やかだけど楽しいトークで会場を和ませてくださいました。

次に、[新田昌弘]さんの津軽三味線。
(沖縄)三線、(上方)三味線、津軽三味線の音楽の違い、様々な奏法を実際に弾いてレクチャーしてくださったり、津軽三味線に留まらない知識の深さも披露してくださいました。
馬頭琴の渋い音とは異なり、津軽三味線は華やかで鮮やか音。
その音に鼓舞されるように、会場が盛り上がりました。

そして、[Shooresh Ranaei(シューレシュ・ラァナーイー)]さん。
穏やかな口調で、丁寧に楽器の説明をしてくださいました。
ダフの説明の時、Ayumiさんを巻き込んで即興演奏を始めてしまうところが、お茶目(笑)。
会場の皆で手拍子して盛り上がりました。
キャマーンチェを演奏された時は、弦が壊れてしまうハプニングも。
横の幕から、嵯峨さんの馬頭琴の弦がひょこっと登場(笑)。
慣れない弦での演奏となりましたが、弾きこなせていたのは流石です。

様々なイラン楽器を使用した音楽は、いずれも素敵でした。
ひとつひとつの音が繊細で美しいシルクのようで、それらが幾重にも重なり合い、光り輝くタペストリーが織られていくように景色が広がっていきます。
特に、雨粒からインスピレーションを得たという音楽は、小さな水滴と共に一緒に旅をしているよう。
天から降りて、太陽の光で輝き、波になり、葉を滑り、風に飛ばされ、土を転がり、川と流れ…それらの旅をくるくると楽しみました。

それから、出演者4人によるセッションはかなりの迫力。
音と共に転がる色彩と景色。
聴き馴染みある音楽なのだけど、次元が違って聞こえます。
演奏されている皆様が本当に楽しんでいる姿を拝見して、此方も更に楽しくなりました。

最後に、前日のワークショップ参加者と共に『Morg e sahar』をステージ上で披露。
勿論、私も演奏と歌に加えて頂きました。
http://yama-me-mo.blog.so-net.ne.jp/2018-05-18
一生懸命歌ってみたけれど、やはり微妙な発音や音階は難しい(笑)。
でも、音楽の流れや言葉の響きは心地良く、また皆様と共に演奏出来たことが嬉しかったです。
演奏後、感動で涙がじわわとにじみましたが、シュレーシュさんがハグしてくださって嬉しくなって更に泣きそうになりました(笑)。

※その時の動画は此方(2018/06/20追記)
https://youtu.be/6-lxeDxZdNg

様々な楽器と人とが交わり、ひとつの世界を楽しめるのは音楽ならでは、かも。
各々の想いを尊重した平和な世界…というのかな…。
演奏者の皆様、スタッフの皆様、また一緒にWSに参加した皆様も…とても素晴らしい時間をありがとうございました。


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帰路にて、様々な楽器を持つ女性達とで、各楽器の長所や短所、他の楽器への憧れみたいなのを彼是お喋り。
こんな女子会なら楽しくて良いなぁ。