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【 yama_me 】
Artist. Painter.
Amateur Musician :Andes25F.
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絵描き。何か作っている人。
時々音楽。鍵盤吹奏笛アンデス25Fを演奏。
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皆様、今日もご安全に。
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『久藤エリコ展』で「表現する事を許されている」のを思い出す。 […展示鑑賞]

[北都館]で開催の『久藤エリコ展~ありふれた夢~』を鑑賞。

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彼女の作品は美しい。

綺麗なだけの作品なら、ちょっと努力したら出来る、と思う。
技術力の問題だから。

でも、エリコさんの作品は、ただ単に綺麗なのではなくて、そこに心や精神の様々な軌跡、魂の欠片や塊がが残されていて、その揺らぎや煌き等あるが故に、私は心を動かされ、惹きつけられるのです。
それは、作品の精神性。
そこに彼女の洗練されたセンスやバランスが加味され、美しい作品となって表れている。

売名や名誉の為に作られた綺麗なだけの作品なんかよりも、人間の本質や感情に裏づけされた作品の方が、数倍も美しいと思います。

故に、綺麗に収まりきった、面っ端だけの自分の作品を思うと、打ちのめされます。
私はもっと、本質を描きこまなくてはいけないなぁ…と。

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エリコさんとは、以前『虹色Chaos』でご一緒した事があり、何度か作品展は拝見させて頂いた事があります。
以来、ネット上では繋がっていたのですが、あまり話をする機会もなく、今回もふらぁ~っとお邪魔してしまった次第です。
(手土産もなしで…スミマセン(*ノω<*)
お店には御本人様がいらっしゃったので、少しお時間を頂戴してお話させて頂きました。

今回、作品を見せて頂きながら彼是とお話したのですが、「何者かに作品を作る事を許され、生かされている」という事が話題に上がりました。
(この事に関しては、以前のブログへのコメントにて[空樹]さんとも対話した事がありました。)

辛い事…。
些細な例では。これら▼▼▼のこととか…。
何度も「もう絵は描かない!」「私には音楽なんて、やっぱり無理」「もう…厭だ」「こんなに辛いなら、いっその事…」なんて、思う事もあったりするのです。
でも、その度に、人や事柄や、偶然に起きた[何か]によって救われている…と実感します。
それはエリコさんも一緒で、「先日帰省した際に起きた、在り得ない偶然の出来事」についてお話して下さいました。

そして一致した答えは、「“何”とは断定出来ないけど、“何か”によって、私達は表現する事を許されている」という事。
金銭や住居、生活面や体力・精神面等、多少の不自由はあっても、こうして描く事が出来ているのは、生かされているのは、私を包む人や自然や事柄や言葉などのお陰。
幸せな事。

また、表現するものが、グロテスクで暗い絵だったとしても、それを求めて、それによって癒される人も居るのだという事。
以前、[松井冬子]さんがTVのインタビューで、「私の絵を見て『(私の心情を)描いて下さって、ありがとうございます』と言われた事がある」と仰ってました。
私は、エリコさんや冬子さんの作品に、ただのグロだけではない美しさ、生死の耽美を感じます。
女性故に、女性しか描ききれないだろう美しさ。
私にはそれが欠如してますが、同じ様な言葉を貰った事がありました。
それもやはり、「どんな表現でもそれを求める人はどこかにいて、表現する事を許されている証」なのかもしれません。
もっと、“何か”を表現したい、表現しなくては。

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皆様に心からの感謝を。
ありがとうございます。
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