akira do'doitz『頭箱』鑑賞。

■akira do'doitz　『 頭箱 』
【脚本】佐々木彰／長流三平／伊藤樹／笠島麻衣／じゅうどうげんき
【出演】重堂元樹／三戸部大峰／渡辺豊／三宅亜矢　ほか
【会場】BLOCH
akira do' doitzが送るショートフィルム集。芝居畑の人間が映像用に書き下ろした５本の脚本。５つのストーリーを１つの箱におさめ、それぞれの色、お届けします。
(BLOCHの上演作品紹介より）

チュウゲン氏にお誘いを頂き、鑑賞。ショートフィルム好きなのでかなり嬉しかった。

【1】伊藤樹 『ヒゲとスプーン』
とある真夏日。ムサい男３人のダラダラとまったりとした日常。
…内容としては、どーでもいいって話(笑) 。その「どうでも良さ気」なのが脱力系で良い感じの作品。学生の時ってこんなンだったなぁ～と思い出したりして。

【2】笠島麻衣 『バナナ』『うんこ』『トマ子』『ケンジとショージ』
バナナのはずが、サンマ。踏ん張って頑張ったのに、うんこがバナナ。なかなか実らないトマ子を必死で看病する男。男の事が心配なパンダのケンジ、見守るショージ。
…素直に笑えた！可愛い作品。何度でも観てみたい。特に気に入ったのが『トマ子』。チュウゲン氏との間でブームの予感?!

【3】長流３平 『ピアノの下で猫が鳴いている』
彼と別れた次の日、外は雨。退屈をもてあます彼女。
…可愛い作品だと思います。多分、世の中の女の子はこんな感じなのでしょう。（ごめんなさい！ちょっと苦手分野の作品でした。私自身は多分同じ状況になっても退屈しない人だと思うのデス。）

【4】じゅうどうげんき 『川から来た友達』
橋の下、壁打ちでキャッチボールをひとり楽しむ少年の前に、突如現れた河童（モドキ？）。襲い掛かる河童から、危機一髪で少年を救う仙人（モドキ？）。そして、少年の優しさに触れ、３人はいつの間にか友達になっていた。
…突き抜ける馬鹿っぽさが（・∀・）イイ！兎に角、アリエネェ～！と笑える。

【5】佐々木彰 『kewai』
化粧をする女。時間を気にしながら、お洒落をし、手作りのご馳走を準備。今夜はクリスマス。彼の為に彼女は着飾り、彼の帰りを待つ。
…素晴しい作品。映像での心情表現、魅せる編集、完成度・高。終盤に近づくにつれ、椎名林檎嬢の歌声と共に悲しい結末へと導かれ、胸が締め付けられる位に切なくなる。

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誘ってくれたチュウゲン氏に改めて感謝。一緒に鑑賞後、話し合えるのがこれまた嬉しい。
akira do'doitz氏の次回作にかなり期待。

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